年度末は異動や転勤のシーズン。お世話になった人へ、喜んでもらえるプレゼントを贈りたいもの。そこで、服飾雑貨のバイイングや商品企画を長年手がけ、現在、スタイルストアでバイヤーを務める柳沼周子さんに、気の利いたプレゼントの選び方について教えてもらいました。まず、プレゼントの相場は?
「お世話になった方へのはなむけなので、記念になるような品を贈りたいものですよね。特別感があって一定のクオリティのものとなると5000円から1万円程度が相場。このぐらいの値段なら、職場で割り勘にしても負担になり過ぎないのではないでしょうか」
早速、どんなものを選べばいいのか、相手別にセレクトしてもらいました。
●上司(男性)
「日々忙しく、仕事に費やす時間が長い上司には、オンタイムで使える、上質で実用的な革小物やビジネスグッズを。特に名刺入れや旅券ケースなど、用途が明確なものは選びやすいアイテムと言えるでしょう」
●上司(女性)
「癒やし系のアイテムなら、いつも忙しい女性上司への心遣いが伝わります。ただし、目の肥えた方も多いので、信頼できるブランドのものを選ぶといいでしょう。例えば、スパ・エステを集めた体験型カタログギフトなどもおすすめです」
●同僚など年齢の近い人(男性)
「IDホルダーや職人が手がけた革の書類ホルダーなど、本人はわざわざお金を出して買わないけど、持っていたらステキだなと思う、ちょっと背伸びした、人に自慢できるアイテムを選ぶと喜ばれると思います」
●同僚など年齢の近い人(女性)
「美容にこだわるなら極上のメイクブラシ、料理好きなら機能的でおしゃれなキッチングッズなど、相手の趣味趣向に合わせたものを選ぶと、『私のことを見ていてくれたんだな』と感じて、喜んでもらえると思います」
前提として大切なのは、“その人らしい”ものを選ぶこと。贈る相手の趣味嗜好をリサーチすることが、プレゼント選びには必要なようです。
(取材・文/Pea Green 小竹あき)
(R25編集部)
http://news.goo.ne.jp/article/r25/life/medical/r25-20130317-00028512.html