長岡市山古志地域などを舞台にした短編映画「冬のアルパカ」(原田裕司監督)が、北海道夕張市で先月開かれた「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2013」のオフシアター・コンペティション部門で、北海道知事賞を受賞した。市民有志が若手映像作家を支援し完成させた作品だけに、関係者も喜んでいる。
同映画祭は今年で23回目。オフシアター部門は開催時から「新たな才能の発掘」をテーマに掲げており、これまで多くの著名な映画監督を輩出している。
今年は国内外から440本が応募。「冬のアルパカ」は雪深い山古志の厳冬の中、アルパカを相手に奮闘する女性の物語で、アルパカという題材の珍しさやストーリー構成の特異さが評価されたとみられる。
地元撮影を全面支援した菅野勝一さん(43)は「大きな快挙。映画界の一線で活躍する審査員が認めたのだから、県民として誇りに思っていい」と喜んだ。原田監督は「私にとって地方ロケは初めてで、地元の協力なくして製作できなかった」と長岡市民に感謝した。
3月14日朝刊
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