ようやく春らしい陽気になってきた今日この頃ですが、もうすぐ小学校入学を迎える娘を持つ筆者は、春といえば真新しいランドセルを連想します。教えて!gooでも、ランドセルに因んだこんな質問が寄せられていました。
「ランドセルの利点」
質問者のruthlessさんは、なぜランドセルは革製なのか、「重いし体格にもよるけど5年生くらいになるとちいさくなるでしょ?(中略)…体格にあったカバンをこまめに替えてもいいのでは?」と疑問を寄せています。
■特有の形態にはワケが
「授業中に使う教科書やノートを持ち歩くと、けっこうな量で重くなってしまいます。(中略)…それら全部を入れて運べるカバンとなると(中略)…背中に背負えるタイプが、小さい子どもの負担にならないのではないかと思います。ランドセルの形体は、中身をつぶさないためでしょう」(katoriさん)
両手が空くという事と、その頑丈さを利点とする意見は他の回答者も共通のようです。
「ランドセルをいつまでも義務付けている学校ばかりでもないですよ。地域によってはランドセルを使っていないところもあるでしょう」(kaz-aさん)
ランドセルを使っていない学校もあるという既述も複数見受けられました。でも、やはり小学生といえば、圧倒的にランドセル姿が印象的ですよね。果たして、あの見た目・形でないといけない理由とは――。
■ランドセルの魔法
「丈夫で両手が開く、という以外に、現在未婚・成人の私から見たランドセルのメリットは『ひとめで小学生だということがわかる』です」
こう回答しているKINGBIRDさんは、すべての服飾は記号だと述べ、以下のように説明しています。
「ランドセルを背負った子どもにはなんというかこう、見守るような気持ちになるんです。登下校中だということがすぐわかるということは、まわりの大人の気持ちになにか及ぼすものがあるんじゃないかと(中略)…小学生だと遠目からでもよくわかるので、運転中のドライバーに対する合図にもなるでしょうし」
確かにランドセルは象徴的で、目に付いただけで大人の意識は変わりますよね。あの大きなランドセルが列になって歩いているのを見ると、注意力が増すと同時に心が和むような気がします。
ランドセルのあの大きな中身には、もしかしたら、大人を大人たらしめる魔法が詰っているのかもしれません。
http://news.goo.ne.jp/article/oshietewat/life/education/oshietewat-926009f150907b70e4469b162e522cc2.html