忘れた方がよいこともある。あれから2年。3月11日の記憶はどちらなのだろうか。
住民安全シニアパソコン教室は、あの日の経験から生まれた。生き残った人のための、生き残り続けるための情報力向上教育である。
あの日から今も続く悲しみと後悔の連鎖。不幸にも亡くなられた方、しかし、不幸にも生き残った人もいる。
家族をすべて失って、生きる希望を失った人。避難先で唯一の母を亡くしてしまった人。故郷という心の支えを失った人。
あの日から続く涙の津波は、未だ引き際をしらない。
————
住民安全シニアパソコン教室の3期生には、あの日の悲しみを背負いながらも長岡で共に生きつづける方も参加している。
この日、あちらこちらで多くの式典があったことだろう。しかし、彼らはパソコン教室にいた。そして、地震のあった時刻。
悲しみの連鎖を繰り返さないため、住民安全シニアパソコン教室は、今日も続く。
http://jmjppc.blogspot.jp/2013/03/blog-post.html