ニューヨークで先月開かれた「ソーシャルメディアウィーク(SMW)」。ツイッターのように言いっぱなしではなく、対話の場を持ちたい人のために「ブランチ(Branch)」というソーシャルメディアを共同で立ち上げたジョシュ・ミラー氏が登壇したイベントに参加して驚いた。
ミラー氏の15歳の妹がインターネットを使う時、ほとんどはスナップチャット(写真をアップしてチャットするアプリ)で、本当に親しい友達の情報だけを漁っている。一方、フェイスブックではチャットを利用して、ほかの友達に「何しているの?」と聞いたり、待ち合わせの場所を決めるためだけに使う。”友達”が何をしているかが網羅的に分かる「ニュースフィード」をスクロールして見たりはしないそうだ。
「フェイスブックは電話のような公益事業だ」と指摘したミラー氏。若い人がインターネットをどう使っているのか注視していくべきだと語った。
米国人のフェイスブック離れがしばらく前から指摘されるようになった。アウンコンサルティング(東京・文京)が今年1月に行った調査結果によると、米国では昨年9月時点に比べてフェイスブック人口は2.11%減少した。
http://news.goo.ne.jp/article/wsj/life/wsj-20130307-02.html