グーグルが「安全対策」として一部サイトへのアクセスをブロック
米国の大手検索サービス「グーグル」が、大手サイトを含む複数のWebサイトに対し、検索後リンクなどでのアクセスをブロックしていることが5日、わかった。グーグル日本法人によると、ユーザーの安全確保策の一環として自動で行われているという。ブロックされた大手サイトには、「毎日jp」や「マイナビニュース」が含まれている。
グーグル日本法人によると、これは「セーフブラウジング機能」といい、そのサイトにアクセスすると、パソコンやスマートフォンが損害を受ける可能性があると判断した場合に、アクセスをブロックするという。「いくつあって、何が問題だったかは個別には説明できない」(広報部)という。
対象となるのは、パソコン用のグーグル検索だけでなく、アンドロイド仕様のスマートフォンもグーグル検索を使うため対象となる。
5日午後の時点で複数ある対象サイトに「毎日jp」や「マイナビニュース」は含まれている。実際にグーグルで日本語検索してみると、検索結果のサイト名、URLに続いて「このサイトはコンピュータに損害を与える可能性があります」と表示される。さらに検索結果にアクセスすると、「警告- このウェブサイトにアクセスすると、コンピュータに損害が生じる可能性があります。」と大きな文字で表示される。毎日jpのニュース記事にはたどりつけないようになっている。
検索結果でセーフブラウジング対象となったサイトについては、その判断結果を説明するページも用意してあり、読むことができる。
ブロックがどの程度の期間、続くのかはそれぞれのサイトごとに事情が異なるようだ。一時ブロック対象となっていた「ORICON STYLE」は、短時間でブロックが解除されたもようで、夕方には通常通りに検索後のリンクが働いている。
インターネットのニュース媒体によると、このブロックは5日午前から始まっているという。
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/snk20130305553.html