Gretchen Rubin氏はとても影響力のある「幸福」関連の文章を書くライターです。著書『The Happiness Project』は米紙「New York Times」でナンバーワンベストセラーに輝いています。そんな彼女が「幸せ」との結びつきも強い「運動」について述べていました。
「幸福な人生を送るために心がけていることはありますか?」との質問に「日常的に運動をするようにしています」と回答するのをよく聞きます。運動は、心身の健康にとても重要です。しかし継続するのは大変だと、誰もがよく知るところです。
私は、運動を以下のような基準で選ぶと続かないと思っています。
友だちが勧めてくれたから体がどのように変わるか見てみたいからその運動をしていると何となくカッコイイ/おしゃれな感じがするから
このような理由で運動を始めるのもいいですが、結局自分の性質やスケジュールに合っている方が、日課のように運動を続けられます。毎日続けるのが苦痛なのであれば、それはあなたに合っていないのかもしれません。もしあなたが夜型人間なのであれば、毎朝5時に起きてランニングするのは非現実的です。
以下の質問を自問自答して、どんな運動方法が自分に合っているか考えてみましょう。
朝型人間ですか? 夜型人間ですか?
自然の中で過ごすのが好きですか?
一人で過ごす方が好きですか? 友だちと過ごす方が好きですか? それとも新しい人と出会いたいですか?
競争すると燃えるタイプですか?
大音量で音楽を聴くのが好きですか?
誰かに自分のやっていることを誰かにチェックされるのが好きですか? それとも嫌いですか?
運動によってチャレンジ(新しいスキルを学ぶ、自己鍛錬)をしたいですか?
スポーツやゲームは好きですか?
テレビを見る、新聞を読むなど、他の時間をもっと持ちたいですか?
自分でコントロールできる時間がたくさんありますか?
天候に敏感なタイプですか?
どんな運動が自分に合うかと考えた時に、質問に対する自分の答えがいい道しるべとなってくれるはずです。他にも「指導者の元で運動がしたいですか?」「何かクラスを受けたいですか?」「屋内がいいですか? 屋外がいいですか?」など、自分で質問を考えて、思いを巡らせてみましょう。
例えば、「朝型人間」、「一人で過ごすのが好き」、「コントロールできる時間は限られて」おり、「誰かに自分のやっていることを話すのが嫌い」という人は、毎朝出勤前に公園を歩くといいのではないでしょうか。
「夜型人間」、「音楽を聴くのが好き」、「人と会うのも好き」、「自分のやっていることを誰かに話すのも好き」な人なら、仕事が終わってダンス系のクラスやエクササイズを受けるといいでしょう。
「お昼休みに20分散歩するんですか?意味が無いですよ。本当に痩せたいと思っているんです」と意気込む人もいますが、常に何でも完ぺきにやろうとするのはやめましょう。毎日5kmのランニングができないのであれば、20分でも歩いた方がよっぽどいいです。まったく運動をしない生活から、少しでも運動をする生活に変われば、それは大きな変化といえます。「ちりも積もれば山となる」で、小さな変化を日々続けることが大きな変化につながるでしょう。
ちょっとした変化を毎日のルーティンにいれると随分違います。
私はもともと週末に長距離のウオーキングをやっていました。歩きながら考えるのが好きだったので、毎日ウオーキングをすることにしました。しかし退屈になってきて、結局いかない言い訳を探すようになってしまいました。私の「12の自分ルール」に、「問題を見つける」というものがあります。この場合、歩いている時に退屈するのが「問題」です。そこで読みたかった本のオーディオブックを買って、歩きながら聞くようにしました。それからというもの、とてもハッピーにウオーキングできています。このように運動を始めてみたものの、続けにくくなってしまった時は、根本的な問題を見つけて解決してみましょう。
Want an Exercise Routine You’ll Stick To? Ask Yourself These 11 Questions | The Happiness Project
http://news.goo.ne.jp/article/lifehacker/bizskills/healthcare/lifehacker_29761.html