[ カテゴリー:生活 ]

専用塗料でDIYも 自宅に「黒板」

ピンクやオレンジ…我が家にも「黒板」が密かなブーム

おしゃれなカフェのメニュー板など学校の教室というイメージを超えて多様化している「黒板」の用途。最近、個人の家にも気軽に取り入れられるなど広がりを見せ、話題を集めている。しかも、従来の緑色だけでなく、ピンクやオレンジなどカラフルな黒板塗料が登場し、玄関やガレージ、リビング、子供部屋など壁のある空間ならどこでもおしゃれな「黒板」に大変身。自由自在に部屋を改修するDIY(日曜大工)のブームに乗り、自分で市販の黒板塗料を塗って加工する人が増えているようだ。

丸い絵、四角い線、リンゴ…。白やピンク、黄色、青など色とりどりなチョークで、子供たちが自由に描いた絵が浮かぶ。

大阪府大東市の閑静な住宅街。一戸建て住宅の1階部分にある赤いドアが一際目を引く。このドアも専用の塗料で加工した「黒板」なのだそうだ。

もともとガレージだった空間を、昨年9月に子供の落書き専用部屋に改修した主婦の今井康恵さん(35)。「子供たちが自由に絵を描きながら、創造力豊かな人になってほしいな、と。壁ならキャンバスも大きくて、伸び伸びできるかなと思いました」と話す。

中に入ると、四方の壁はすべて黒板。窓枠まで黒板に仕上げるという徹底ぶりだ。

今井さんの「黒板」との出合いは、友人と大阪市内に出かけた時に見たカフェで「おしゃれだな、と思って…」。さっそくパソコンで調べ、黒板塗料を購入し、自分で塗ったという。「今では近所の子供たちの遊び場。落書きやお絵描きができる“教室”のようになっています」と目を細める。

自分で塗れる黒板塗料は、油性と水性とスプレータイプのものがあり、手軽で簡単なうえ、塗料独特の臭いも少ない水性塗料が人気だ。

海外から黒板塗料を輸入し、ネットショップで販売している「グリーンエレファント」(大阪市西区)代表の木田順子さん(41)によると、昭和63年からアメリカで製造。シックハウス症候群防止などを意識した環境にやさしい塗料なのだという。

木田さんはもともと輸入雑貨を販売していたが、黒板塗料も2年前から扱い始め、反響の大きさに、今では専門店に。「最初は工務店や店舗デザインの方からの注文が多かったけれど、最近では個人のDIY感覚のお客さんが目立ちますね」と話す。

塗り方はとても簡単。まず専用下地を塗り、上からローラーで黒板塗料を2度塗りするだけ。塗る面積にもよるが、約6時間で完成するという。塗料は120ミリリットル(約0・6平方メートル、2600円)から1リットル(約6・5平方メートル、1万円)までさまざまなサイズがある。

黒板の色といえば、学校の教室を思わせる緑色が一般的だが、ピンク、水色、薄紫、オレンジ色などパステルカラーを中心にさまざまな色が勢ぞろい。普段は、子供用の黒板として使用しても水拭きすれば、おしゃれな色の壁に変わるというインテリア感覚も人気の秘訣だ。

30、40代の男女から特に人気で、新築やリフォームを考えている人たちから「自分で塗りたい」という声も多いという。「子供の誕生日に絵を描く場所をプレゼントしたいというお父さんなど一般の方からの注文もあります」と木田さん。本来の黒板らしく、伝言板のように家族とのコミュニケーションボードとして使うほか、最近では壁だけではなく、古い机、冷蔵庫の扉、食器や植木鉢などにも塗料を塗る人も増えているのだそう。

大人も子供も、好きな場所に思いついたことを描いてみたい。木田さんは「黒板が持つ独特の魅力と、字などで表現する楽しさが受けているのでは」と話している。

http://news.goo.ne.jp/article/sankei/life/snk20130217527.html

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