浜松市のウレタンメーカー・浜口ウレタンは車いすに取り付けて、津波に襲われても車いすごと浮くことができる救命フロートを開発した。
フロートは車いすの肘掛けに固定する仕組みになっており、色は視認性の良いオレンジ色。大人が10人つかまっても沈まないほどの浮力がある。社長の浜口弘睦氏は、津波被害にあったとき車いす利用者は死ぬしかないのか、との声に応えて開発を進めたという。
津波からの避難が困難な高齢者や障害を持つ人にとって、生き残るための大きな希望となる。
浜口ウレタンが開発する製品は、日常生活から介護の現場まで幅広く活躍している。ハマウレマリン事業部では、水害対策用ウレタンボートや耐衝撃性のある救命胴衣などを開発している。
津波対策用の救命胴衣フローティングプロテクターは一般的なライフジャケットの4倍もの浮力があるとのことで、防災という概念から開発されている。海のレジャーの時はもちろん、津波に襲われたときにも心強い。
がれきを大量に含む津波にのみ込まれたとき、水ももちろん驚異なのだが波を漂うさまざまな物に当たって怪我を負う危険性がある。ライフジャケットにはホイッスルや個人情報を記録するIDカードなども付属している。大人4名がつかまっても沈まない浮力を持っている。気絶したときでも顔が水に付かずに仰向けに状態になる設計になってるのも大きな安心材料だ。
サイズは子ども用から3Lまで用意されている。津波警報が出ても30分以内に安全な場所へ逃げることが困難な人や、生活の場が海沿いの人へ防災方法のひとつとして提案している。
浜口ウレタン株式会社
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