半導体製造会社「三洋半導体」(本社・群馬県大泉町)は6日、小千谷市にある子会社の「三洋半導体製造」を中心に、グループ企業全体で200~300人規模の希望退職者の募集を開始した。三洋半導体製造では昨年6月にも希望退職で約240人が離職している。
三洋半導体によると、昨年の円高で取引先である国内電機メーカーの経営状況が厳しくなり、半導体需要が落ち込んだことなどから、人員削減が必要になったという。退職は3月末ごろの予定。希望退職者には退職金の割り増しや、再就職先の斡旋(あっせん)をする。県や新潟労働局などで構成する小千谷・長岡地域緊急雇用対策本部は、今月中に会合を開き、離職者の支援を検討する方針。
同社は国内にある工場の集約化を進めているが、「三洋半導体製造が国内の生産拠点になることに変わりはない」としており、希望退職者の募集も今回で最後になるとの見通しを示している。
2月8日朝刊
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