医療・ヘルスケア領域のマーケティング・コミュニケーション研究を行うメディカルライフ研究所は、全国の20~69歳の男女を対象に「生活者の受療行動に関する調査」を実施した。調査時期は2012年8月、有効回答数は22,046件。
○若年層でも不調症状を訴える
調査の結果、「何らかの半年以上の長期的な不調症状」を感じているとした割合は7割以上にのぼった。20代前半に限ってみても、6割以上と高いスコアになっている。
また、慢性疾患保有認識率(本人が何らかの慢性疾患を保有していると認識している割合)については、全体で46.4%。およそ2人に1人が慢性疾患ありと認識している。20代前半に限ってみると、およそ4人に1人が慢性疾患ありと認識していることがわかった。
○不調の原因を明確にしない人が多い
しかし、多くの人が長期的な不調症状を自覚している中で、その長期的な不調の原因を医師の診断で特定した人は33.9%にとどまっている。そして、「不調の原因や病気についてはおおよそ見当がついているものの病院など医師の診断を受けていない」が26.1%、「不調の原因や病気についてわからない」が40%という結果となった。
3人に2人は不調の原因を、医師や専門家の診断によって明確に把握せず、放置している実態が浮かび上がった。20代前半に限ってみると、「医師の診断で特定」したケースは、全体よりおよそ10%下回る2割台となっている。
詳細は同研究所ホームページ( http://www.medicallifelab.jp/cont/index.html#report )を参照のこと。
http://news.goo.ne.jp/article/mycom/life/living/mycom_752168.html










