痩せたい人は「何を食べるか」だけでなく「いつ食べるか」をもっと意識した方がいい、という新しい研究結果がありました。特に、一日のメインの食事を食べる時間を考えるべきのようです。
ブリガム・アンド・ウイミンズ病院、アメリカのタフツ大学、スペインのムルシア大学によるこの研究結果は、『the International Journal of Obesity(国際肥満ジャーナル)』に載っていました。
スペインで、肥満気味の420人の被験者に20週間体重減少のプログラムを受けてもらいました。プログラムでは、被験者を「昼食が早いグループ」と「遅いグループ」に分けました(スペインでは一般的に昼食が最もメインの食事となります)。
午後3時以降に昼食を取った「遅いグループ」は、「早いグループ」よりも体重減少率がかなり遅く、(糖尿病のリスク要因である)インスリン感受性も低いことがわかりました。それ以外の軽めの食事を取る時間は、体重減少に影響していませんでした。また、体重減少の要因と考えられている睡眠時間や、摂取・消費総カロリーは2つのグループに違いはありませんでした。また、昼食が遅いグループは、朝食の摂取カロリーが少なく、朝食を抜く人も多かったのですが、それは体重減少の要因にはなっていませんでした。
一日のメインの食事を早い時間に食べると、その日のうちに摂取カロリーを燃焼するだけの時間がより長くあります。したがって、健康的に体重を落としたい、もしくは維持したい場合は、メインの食事を「いつ食べるか」で大きく違いが出てくるようです。
Could the timing of when you eat, be just as important as what you eat? | Brigham and Women’s Hospital, EurekAlert via Time
http://news.goo.ne.jp/article/lifehacker/bizskills/healthcare/lifehacker_29284.html