[ カテゴリー:食の安全 ]

「食物アレルギー」と「アナフィラキシーショック」とは

[情報元:新潟県福祉保健部生活衛生課]

先月、東京の小学校で、牛乳アレルギーのある児童が、給食を食べた後に「アナフィラキシーショック」の疑いで亡くなるという痛ましい事故がありました。

担任が誤ってチーズ入りの料理をこの児童に渡してしまったと報じられていますが、教育委員会では事故原因などについて検証を行っているとのことです。

食物アレルギーについては、このメルマガでも何回か取り上げてきましたが、そもそも食物アレルギーとはどういうものか、改めて紹介したいと思います。

一言で言うと、有害物質から体を守るための免疫が、無害な食物に対して過敏に反応してしまい、時として自身の命を脅かすこともあるということです。

多くの人は食物を食べても異常は起こりませんが、一部の人は、摂取した特定の食物を「異物」とみなしてしまい、免疫がこれを排除しようと過敏に反応することから症状が起こります。

症状としては、唇のはれ、腹痛、下痢、おう吐、じんましん、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどさまざまです。

特に気をつけなければならないのは、呼吸困難、血圧低下、意識消失など生命に関わる状態に陥ることがあり、これを「アナフィラキシーショック」といいます。

食物アレルギーの原因となる食物は大変種類が多いです。
その中でも、患者数や重症例が多い次の7品目については、アレルギー患者が加工食品を選ぶ際に判断できるように、これらが使用された加工食品に原材料の表示が義務づけられています。

牛乳、小麦、卵、そば、落花生、えび、かに

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