『Weare the 99%』をスローガンに、上位1%の超富裕層との格差是正を訴える『オキュパイ運動』からはや1年以上。“格差”は、今も世界の課題であり、程度の差こそあれ日本も例外ではない。
昨年11月に野村総研が発表した推計値によると、1億円以上の純金融資産を持つ「富裕層・超富裕層」は国内約5036万世帯中、81万世帯で、その純金融資産総額は188兆円。わずか1.6%の金持ち世帯が、日本の純金融資産の約6分の1を握っていることになる。
もっと身近なレベルでも、例えば年間給与額が1000万円を超えるのは、給与所得者全体のわずか3.9%(「平成23年民間給与実態統計調査」。以下同)。一方年収300万円以下の割合は40.8%。収入面でも厳然とした格差がある。
では、R25世代の格差はどうか? 暮らしぶりの差をリサーチすべく、年収1000万円以上(以下「富豪」)と年収1000万円未満(以下「庶民」)の20~30代男性各103人にアンケートを実施した。
まずは気になるお金の話。「現在の貯蓄額」は庶民の7割以上が「200万円未満」と回答したのに対し、富豪の半数強が「700万円以上」。それぞれ最も多かったのは、庶民「30万円未満」(29.1%)、富豪「700万~1000万円未満」(12.6%)。続いて「自由に使える1カ月のお小遣い額」。庶民の回答最多の「3万~5万円未満」(21.4%)に対し、富豪の回答トップは「10万~12万円未満」(18.4%)と差は歴然だ。
では、生活面はどうか。たとえばランチ代は庶民の7割超が「700円未満」だが、富豪の6割弱は「700円以上」。羨ましい…。さらに「これまで付き合った彼女の人数」は庶民平均が3.8人に対し、富豪は8.2人。ぐむぅぅ。
『We are the 99%』! 貧富の是正を願う一方で、あちら(富豪)の世界に仲間入りしたいと思ってしまうのは、僕だけでしょうか?
http://news.goo.ne.jp/article/r25/life/medical/r25-20130120-00027676.html