[ カテゴリー:生活 ]

クリーニング代は高い…「ダウンジャケット」自宅で洗うコツは?

ダウンジャケットなどの防寒着の汚れが気になってきた頃だろう。クリーニングに出せば費用がかかるが、自宅で洗えば安く清潔さが保てる。防寒着を自宅で洗うコツを紹介する。

◆ぬるま湯で

東京都渋谷区の50代の主婦、神谷久美子さん=仮名=は昨年初めてダウンジャケットの自宅洗いに挑戦した。

「最近はダウン自体は安いのにクリーニング代が高い」と神谷さん。自宅近くのクリーニング店では1枚2500円以上もしたため、自宅洗いに挑戦。よれなどもなく快適に仕上がったという。

「ダウンの自宅洗いはとても簡単。家族4人分でも1時間もかからず簡単に洗える。ぜひ挑戦してみるといい」と話すのは、「ヱスケー石鹸(せっけん)」(東京都北区)社長の倉橋公二さん(61)だ。

倉橋さんによると、洗う際のポイントは、ぬるま湯(30度程度)と洗濯用液体せっけんを使うこと。手順は、(1)服が入る大きさのバケツなどに、ぬるま湯と液体せっけんを少し入れる(2)ザブザブつけて洗い、ぬるま湯ですすぐ。その後、洗濯機でゆるく脱水にかける(3)水平に乾かす(4)乾いたら縫い目に片寄ったダウンを手でほぐしてまんべんなくもむ。

「乾かす際はハンガーは使わず水平に」がポイント。水平に干すための専用の物干し台を使うか、なければテーブルの上に水平に置いておく。洗った直後や乾いた直後は、元の様子と異なるので心配になるが、乾いた後に、縫い目の中で片寄ったダウンをほぐしてまんべんなくもむと、元の状態に戻るという。

◆革製品も簡単に

自宅で洗うことが難しいとされる革も「簡単にできる」(倉橋さん)。革ジャケットなら汚れが気になる部分を、水で薄めた洗濯用液体せっけんに少し浸した歯ブラシで細かく円を描くようにやさしくブラッシング。その後、乾いたタオルで拭く。ウールのセーターやマフラー、手袋などは、押し洗いで。中温でアイロンを掛けると、毛羽立ちを抑えられる。

スエード以外のブーツも洗える。本革ならぬるま湯に薄めた液体せっけんで表面を拭き、陰干しし、乾いたら靴用クリームなどを塗る。

合皮なら丸洗いで気になる臭いを除去することも可能だ。バケツにぬるま湯と薄めた液体せっけんを入れ、ブーツを数分つけ置きした後、汚れを歯ブラシなどで洗う。その後、湯を切り、新聞紙を細長く丸めて中に入れ、形を整え陰干しする。乾燥している今の時期なら室内に置いておけば十分乾く。

http://news.goo.ne.jp/article/sankei/life/medical/snk20130114505.html

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