全国的に低温で乾燥した気候が続いている。毎年インフルエンザは12~3月にかけて流行がみられる。2012~13年度も同様に、インフルエンザが流行の兆しを見せている。
インフルエンザに罹患すると、高熱や筋肉の痛みが数日続き、出席停止などの措置がなされる。小さな子どもと高齢者で重篤化しやすいので注意が必要だ。罹患しやすく重篤化しやすい人ほど既に予防接種を終わらせていると思うが、健康な成人は予防接種をしていない人も多いだろう。
インフルエンザの予防接種とはどういったものか、よく理解して接種をするか否かを判断してほしい。
打つなら今すぐに
例年インフルエンザ流行のピークは1月から2月頃だ。インフルエンザワクチンは接種して2週間後から抗体値が上昇し、1ヶ月後にピークに達して効果は約5ヶ月維持される。
このため、流行から逆算して通常では1回接種の場合は11月~12月上旬の接種が推奨される場合が多い。今年度は例年と比較して流行の立ち上がりがゆっくりだが、学校が始まると一気に流行が広がる。今の接種ではギリギリか少し遅いくらいかもしれない。
インフルエンザワクチンを接種したからといって、完全に罹患を防げるわけではない。ワクチンは打ったら罹らない、というものではなく罹っても軽症でするという程度のものだ。しかし、身近に小さな子どもや高齢者がいる場合には周りの大人が罹らないように気を付けることも大切だ。
ワクチンを打たない選択をした場合、流行期には外出時にマスクをして帰宅後には手洗いうがいをしっかり励行したい。
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