[ カテゴリー:医療 ]

造血幹細胞を長く培養=増殖させ白血病治療期待―慶大など新方法開発

骨髄で赤血球や白血球などの血液細胞を生み出す造血幹細胞を試験管内で長く培養し続ける方法を開発したと、慶応大や山口大、金沢大などの研究チームが4日付の米科学誌セル・ステムセルに発表した。造血幹細胞は骨髄移植という形で白血病や再生不良性貧血などの患者に移植されるが、ドナー不足が課題。この方法で造血幹細胞を増やせれば治療に役立つと期待される。
慶応大医学部の田久保圭誉講師や須田年生教授らは、通常の細胞では小器官ミトコンドリアが酸素を利用してエネルギーを生産しているが、造血幹細胞は骨髄の酸素が少ない場所にあることに注目。細胞内の物質を網羅的に解析し、造血幹細胞は酸素を必要としないブドウ糖分解によりエネルギーを生産していることを発見した。
これは、酸素を含む化学反応性が高い分子「活性酸素」によって幹細胞が老化することを避けるためと考えられる。研究チームはマウスの実験で、酸素が少ない環境では「Pdk2」と「Pdk4」という遺伝子がよく働いてミトコンドリアの活動を抑え、ブドウ糖分解が進むことを突き止めた。これらの遺伝子と似た働きをする化合物を加えると、造血幹細胞を試験管内で長く培養できた。
この方法は人工多能性幹細胞(iPS細胞)を造血幹細胞に変えて増やす際にも応用できる可能性があるという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130104-00000010-jij-sctch

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