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シマンテック、インターネットセキュリティ脅威の2012年総括と2013年予測

シマンテックは20日、インターネットセキュリティ脅威の2012年の傾向と2013年の予測を発表した。また、同社代表取締役社長 河村浩明氏が2013年の注力する分野について登壇し説明した。

インターネットセキュリティ脅威の動向に関する2012年の総括と2013年の予測について、同社セキュリティレスポンス シニアマネージャ 浜田譲治氏が登壇し、ポイントを5点挙げた。

1. 深刻な標的型攻撃が目立った
2. モバイルマルウェアの増加と高度化
3. ほとんどのマルウェアに遠隔操作機能を搭載
4. 金銭を狙う攻撃が話題に
5. Mac向けウイルスが急増

1は、産業スパイ、ハクティビズム、国家の支援を受けた活動など、スパイ活動に加えて破壊を目的とする標的型攻撃が横行していると説明した。

2は、2012年12月18日時点で、Androidマルウェアファミリーの数が218種類と前年比3倍以上、亜種数は昨年末から8倍以上増加したと述べた。感染方法は、メールを通じて不正アプリを配布するサイトへ誘導する手口が増えている。またAndroidマルウェアの仕組みが高度化していると言及した。

3は、おもに知的財産、金融情報、個人情報を盗むことを目的にして活動していると説明し。海外では、RAT(Remote Access Tool)というスパイ攻撃を目的としたマルウェアが発見されていると説明した。

4は、オンラインバンキングの情報取得を目的としたマルウェアが増加したと説明した。

5は、Mac OSを狙うウイルスが急増し、OSX.Flashback.kは、60万台以上のコンピュータに感染したと述べた。

また、2013年のセキュリティに関する5大予測として、「サイバー上の対立図式が一般化」、「ランサムウェアが新たな脅威に」、「モバイルアドウェア(マッドウェア)がさらに流行」、「ソーシャルネットワークの収益化が新たな脅威に」、「モバイルやクラウドに移行する傾向は攻撃者も同様である」といった5つの予測を挙げた。それらの詳細は同社のページ( http://www.symantec.com/connect/ja/blogs/2013-5 )にて紹介している。

次に、同社代表取締役社長 河村浩明氏が登壇し、2013年の注力分野について説明をした。

河村氏は、「サーバー認証の技術がカギと考えていて、以前はその分野が弱かったと認識していたが、ベリサインを買収したことでその問題を克服した」と述べた。

さらに、日本の売り上げ成長率について「シェアではグローバルに劣る日本市場だが、売り上げ成長率では日本市場の方が上」と話し、「2桁成長を目指す」と意気込みを述べた。

また、クラウド上の専用App Storeといった位置づけの「Symantec App Center」、2013年に日本発表予定の「Symantec O3」といった製品を中心にクラウドセキュリティサービスに注力していくと語った。

http://news.goo.ne.jp/article/mycom/bizskills/mycom_734385.html

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