政府の地震調査研究推進本部は21日、今後30年以内に震度6弱以上の揺れに襲われる確率を示す「全国地震動予測地図」の最新版を公表した。250メートル四方ごとに区切って表した。更新は2年ぶりで、東日本大震災後では初めて。
全国110の主要な活断層による地震や海溝型地震の長期的な発生確率などから揺れを推定した。都道府県庁所在地で高いのは静岡89.7%、津87.4%、千葉75.7%など。2010年版と比べ、水戸市が31.0ポイント上がって62.3%となるなど関東で上昇が目立つ。東日本大震災の震源域の南側で余震活動が活発化していることを考慮したため。
東海から四国にかけても高まった。南海トラフ沿いでは東南海、南海地震が100~150年周期で繰り返されている。前回の地震から時間が経過するにつれ発生確率が高まるという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121222-00000001-asahi-soci