[ カテゴリー:地域 ]

自民が全選挙区奪還 長島氏勝利 県政界に地殻変動 衆院選・新潟

16日投開票された衆院選で、自民党が県内全6選挙区で議席を取り戻した。前回衆院選で全議席を独占した民主は、政権批判の逆風にさらされ、大敗を喫した。既成政党との違いを打ち出した第三極の未来、維新も埋没した。民主、自民の前職同士の戦いで注目された5区は自民の長島忠美氏(61)が民主の田中真紀子文部科学相(68)を破り、新潟の政界に地殻変動をもたらした。

「どんなことがあっても立つ位置がぶれない政治家として、現場主義を貫きたい。それが皆さんからいただいたご恩へのお返し」。田中角栄元首相が築いた“田中王国”を受け継いだ現職閣僚を破った長島氏は、当選を確実にすると、JR長岡駅近くのホテルで支持者らに囲まれ、満面の笑みで万歳三唱。「日本の安全安心が私の政治のテーマ。古里のためにもやりたい」と、連続3期目となる国政での活躍を改めて誓った。

選挙スタッフや古里の住民への感謝を述べると目が潤み、「感謝の涙なのできょうだけはお許しを。あすから強く生きます」と、投票用紙に自分の名前を書いてもらった選挙区での勝利をかみしめた。

長島氏は中越地震で被災した旧山古志村を復興に導いた元村長としての実績と知名度に加え、自民系の県議、市議らが全面的に支えて浸透。さらに「長島さんが出るならほっとけない」と旧山古志地区の住民らが積極的な運動を展開し、選挙区内の市町に設けた自前の後援会もフル回転。無党派層にも支持を広げた。

「落ちれば終わり。選挙区や政党を変えて出るようなことはない」と退路を断ち、背水の陣で選挙戦に挑んだ田中氏。ファミリー企業の越後交通と後援会を軸にミニ集会などを重ね、危機感から初めて連合新潟の支持を得て労組票にも期待を込めたが、民主への逆風下、選挙区7回目の当選はならなかった。この日は元首相の祥月命日だった。

第三極として注目された維新新人の米山隆一氏(45)は自転車部隊で選挙区を回り、若者を中心に支持を集めたが、出馬表明の遅れが最後まで響いた。

共産新人の服部耕一氏(43)はTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)断固阻止など政策を中心に訴えたが届かなかった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121217-00000103-san-l15

Facebook にシェア
[`tweetmeme` not found]

コメントする

Facebook にシェア
[`tweetmeme` not found]

団体理念  │  活動展開  │  団体構成  │  定款  │  プライバシーの考え方  │  セキュリティについて  │  事業  │  メディア掲載  │  関連サイト  │  お問い合わせ

copyright © JMJP HOT TOWN Infomaition Inc. All Rights Reserved.   NPO法人 住民安全ネットワークジャパン

〒940-0082 新潟県長岡市千歳1-3-85 長岡防災シビックコア内 ながおか市民防災センター2F TEL:0258-39-1656 FAX:020-4662-2013 Email:info@jmjp.jp