国立感染症研究所感染症情報センターは14日、全国約5000か所の定点医療機関当たりのインフルエンザ患者報告数が、3-9日の週は0.57人で、前週の0.31人の約1.8倍に増えたと発表した。増加は7週連続。
定点当たり報告数を都道府県別に見ると、37都道府県で前週よりも増えた。佐賀の5.58人が最多で、以下は沖縄(2.81人)、群馬(2.66人)、千葉(1.26人)、岐阜と大分(共に1.05人)などの順。8県では全国的な流行入りの指標となる1.0人以上だった。
また、注意報レベル(10人が基準)を超えた保健所地域が、群馬県と佐賀県で1か所ずつあった。警報レベル(30人が開始基準)を超えた保健所地域はなかった。
患者報告数の増加が始まった10月下旬以降に検出されたインフルエンザウイルス79件のうち、最も多いのはA香港型で、77.2%を占める。このほか、B型が16.5%、インフルエンザ2009が6.3%だった。
http://news.goo.ne.jp/article/cabrain/life/cabrain-38808.html