京都市は12日、修学旅行で同市中京区朝倉町のホテル「ウオジ苑」に宿泊した青森県内の高校2年生ら91人が下痢や嘔吐(おうと)などの症状を訴え、便からサポウイルスを検出したと発表した。集団食中毒と断定し、同ホテルに14日までの営業停止を命じた。
市保健所によると、生徒らは今月4~6日に同ホテルに宿泊、その後症状を訴えた。市と県が検査したところ、生徒ら25人と同ホテルの調理担当者1人からサポウイルスを検出した。
市内では今月上旬、岩手県から修学旅行に訪れていた高校生ら約100人が下痢などの症状を訴え、旅館の食事が原因の集団食中毒と判明。便からノロウイルスが検出されていた。
サポウイルスはノロウイルスと同類で、発症すると下痢やおう吐などを引き起こすが、重症化することはほとんどないという。
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/life/education/snk20121212605.html