2002年以降で2番目に多い水準で推移している感染性胃腸炎の患者報告数の増加が続いている。国立感染症研究所感染症情報センターによると、全国約3000か所の小児科定点医療機関当たりの報告数は11月19-25日の週に13.02人となり、昨年の流行のピークだった12月19-25日の週の12.76人を上回った。ピークを迎えるのは例年12月で、報告数は今後も増加が続くとみられる。同センターでは注意を呼び掛けている。
感染性胃腸炎の患者報告数は、10月中旬から毎週増加が続いている。11月25日までの週の定点当たり報告数を都道府県別に見ると、西日本で報告が多い。宮崎の31.19人が最多で、以下は鹿児島(27.15人)、福井(23.32人)、愛媛(21.65人)、大分(21.36人)などの順だった。
感染性胃腸炎は、ノロウイルス感染などが原因で、下痢や嘔吐などの症状を呈する。予防には、手洗いの励行、下痢や嘔吐物の適切な処理が重要だ。
http://news.goo.ne.jp/article/cabrain/life/medical/cabrain-38728.html