ティーバッグをお湯の中でゆすっても早く抽出出来ないって、ご存知ですか?
お茶をいれている時に、ティーバッグをお湯の中で上下にゆすると、何となく早く抽出するような気がしませんか? 本格的に紅茶を入れるのが好きな人は、ティーバッグでいれたお茶に満足できないと思っていませんか? お茶を科学的に研究しているMatt Harbowyさんは、皆が思っているほど紅茶をいれるのは面倒ではないと、料理に関する知識を提供するサイト「Quroa」で説明していました。
数々の実験から、Harbowyさんはティーバッグをカップの底に沈めたままよりも、カップの中で上下にゆする方が早く抽出するという事実はない、としています。
ほぼすべての実験において、お茶のティーバッグを上下にゆすった場合とゆすらなかった場合では、有意な違いは見られませんでした。ティーバックでお茶をどれくらいの濃さで淹れられるかは、私達がどうにかできるものではありません。むしろ、製造過程で起こる小さな違いこそが問題になるでしょう。
したがって、ティーバッグでお茶を入れる時に何かしたとしても、それは何の意味もないということです。
他にも、お茶にまつわる思い込みとして、「ティーバッグの安いお茶を美味しく飲むには、長く抽出した方がいい」というのがあるでしょう。しかし、それも間違いだそうです。ティーバッグのお茶の品質は、値段によって大きな違いはないそうです。つまり、長く抽出しても変わらないということです。
このお茶に関する科学のお話はかなり興味深いので、もっと知りたい人は、以下のリンク先のページ(英文)を読んでみてください。
http://news.goo.ne.jp/article/lifehacker/life/lifehacker_28023.html