北朝鮮の漁船とみられる船の漂着が相次いでいる佐渡市の海岸で、新たに木造船が見つかり、警察などは船の特徴から北朝鮮の漁業者の船の可能性があるとみて調べています。
きのう午後、佐渡市北鵜島の海岸で「船が漂着している」と通報がありました。警察と海上保安署が調べたところ、2日午前9時ごろ、スクリューが付いた、木造船の船底や船の破片などを発見しました。乗組員は見つかっていないということです。船底は、長さおよそ6メートル、幅およそ2メートルで、ハングルとみられる文字が書かれ黒い色をしているということです。佐渡市では北朝鮮の漁船と見られる船の漂着が相次いでいて、11月28日に5人の遺体をのせた木造船が見つかったほか、1日発見された木造船からも1人が遺体で見つかっています。警察は船の特徴から今回みつかった木造船も北朝鮮の漁業者の船の可能性があるとして調べています。第9管区海上保安本部によりますと過去5年間で新潟県に北朝鮮から漂着したと見られる船は58隻に上っていて、このうち、佐渡市への漂着は30隻とおよそ半数を占めているということです。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1033896021.html?t=1354419403482