災害現場まで自動操縦で飛んでいき、様子を撮影して帰ってくる――。そんな小型ロボット飛行機の開発に宇宙航空研究開発機構(JAXA)が成功し、北海道大樹町の実験場で17日発表した。誰でも簡単に操作できるのが特徴という。
この機は全長1.6メートル、幅2.2メートル、重さ5キロ。バネを使った射出装置から離陸し、電動のプロペラで20分ほど飛ぶ能力がある。胴体の中央に小さな垂直翼がついた独特の形状で、機体を傾けずに旋回して高い精度の撮影ができる。
土砂崩れなどで、発生直後の被災状況を把握するのに使うことを想定し、自治体の防災担当職員らが簡単に使えるようにした。パソコン上の地図をマウスでなぞって飛行経路を指定するだけで、自動操縦で目的地まで飛んで戻ってくる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121118-00000010-asahi-sci