日本アドバタイザーズ協会(JAA)主催のCMコンクールにおいて、サンスターのテレビ広告「防災にオーラルケア」篇が金賞を受賞した。
数あるCMの中から「消費者のためになった広告コンクール」においての受賞だった。CMという限られた時間の中で災害時のオーラルケアが命を守ることにつながると訴えている。
あなたの防災グッズの中に歯ブラシは入っているだろうか。水の使用が制限されることもあり、避難生活中はオーラルケアが十分になされないことが多い。しかし、口腔内で繁殖した菌が気管に入ると、誤嚥性肺炎などを起こす危険性もある。オーラルケアも立派な「防災」なのだ。
防災としての歯ブラシの効果として、肺炎を防ぐほかにインフルエンザを予防する効果もある。
阪神淡路大震災の時には冬場であったことも手伝い、地震関連肺炎死亡者数が200名以上に上った。高齢者で入れ歯をしている人も、きちんと手入れをして就寝時には付けないなどして口の中を清潔に保つ必要がある。
避難所生活で歯ブラシがない場合はどうしたらよいか。食後に少量の水やお茶でうがいをする事が重要になる。また、ハンカチなどで口内の汚れを落とすのも有効だ。唾液には口腔内を洗い流す働きがあるので、耳の下あたりをマッサージして唾液を十分に出すよう心がけたい。
歯ブラシがあっても水が少ない場合、口をゆすぐときは少しずつ水を口に含み数回に分けてゆすぐ方が汚れが取れる。歯ブラシが汚れるので、こまめに掃除するようにしたい。
防災グッズの少しの隙間に家族の人数分の歯ブラシを入れておきたい。
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