気道の炎症により空気の流れが妨げられて起こるぜんそくは、まずは炎症を引き起こす原因を遠ざけることが最優先です。食べ物では、気管支狭窄を起こしやすいヒスタミンやロイコトリエンなどを多く含む食品(たけのこ、さといも、鮮度の落ちた魚介類など)の取り過ぎに気をつけ、炎症を抑える働きを持つビタミン類(A・C・E)、魚に多く含まれるEPAやDHA、免疫調整に働くきのこ類などを積極的に取ることが大切です。また、食物繊維を豊富に含む豆類やドライフルーツには自己免疫疾患を抑える働きがあることが発表されています。保存の利く豆類やドライフルーツは通年を通して利用できる食品です。日常的に取り入れる食生活を続けることで、自己免疫力を高め、ぜんそく予防に努めましょう。
「イワシと乾物のつくね」 調理時間 20分 421kcal 塩分2.4g
イワシに豊富に含まれる脂質は、必須脂肪酸であるオメガ3脂肪酸のEPAとDHAで、EPAには抗ぜんそく効果があります。食物繊維が豊富な切り干し大根、ヒジキ、コーンと一緒に取ると、免疫系の働きが高まり、炎症性疾患抑制に働く食べ合わせになります。糖尿病やがん抑制にも有効な一品です。
材料(2人分)
イワシ 3尾
切干大根 10g
ヒジキ(乾) 1g
コーン 大さじ1
オリーブ油 大さじ1と1/2
A しょうが汁 大さじ2/3
小麦粉 大さじ1
B 砂糖 大さじ1
みりん 大さじ1
しょうゆ 大さじ1と1/2
水 大さじ1
付け合せの野菜 キャベツとパプリカの細切り
作り方
① イワシは三枚におろし、身を包丁でよくたたき、Aを加えてよく混ぜる。
② 切り干し大根は水で戻し、細かく刻み、水気を絞る。
③ ヒジキは水で戻し、細かく刻み、水気を絞る。
④ ボウルに①、②、③、コーンを入れて混ぜ合わせ、小さな小判型に丸める。
⑤ フライパンにオリーブ油を熱し、④を入れて両面をこんがり焼く。
⑥ ⑤にBを回し入れ、弱めの中火で味をからめる。
⑦ 器に盛り、野菜を添える。
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