新潟市の住宅メーカーの元社員が一級建築士の免許を偽造して建築士になりすまし違法に業務を行っていたとして、元社員の男が建築士法違反の疑いで逮捕されました。逮捕されたのは東京に本社がある住宅メーカー「住友林業ホームテック」の新潟営業所の元社員、持田直哉容疑者です。(45)警察によりますと持田容疑者は、実在する一級建築士の登録番号を使って偽造した免許証を営業所に提出し、建築士になりすまして、違法に業務を行っていたとして建築士法違反の疑いが持たれています。ことし4月、建築士事務所の業界団体が建築士のデータベースを使って持田容疑者の免許証の登録番号を照合したところ、別人のものとわかり、警察が営業所などを捜索して、捜査を進めていました。警察によりますと、持田容疑者は建物の設計には関わっていませんでしたが去年4月とことし4月に新潟市などの住宅をリフォームする際、顧客に対して本来、建築士にしか認められていない、契約内容を説明する業務を行ったということです。調べに対し、持田容疑者は「一級建築士の免許を持っていれば契約が取りやすくなると思った」などと供述し、容疑を認めているということです。警察は犯行の手口や経緯について調べを進めることにしています。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/1035601361.html