三条市は、地場産業の金属加工業の発展を目指して全国のほかの産地の自治体と連携して販路拡大などに取り組むことになりました。これは、古くから刃物や農具作りが盛んな三条市が、同じく金属加工業が盛んな兵庫県三木市や福井県越前市、それに岐阜県関市に呼びかけて実現したもので、21日、4人の市長が出席して三条市役所で会見しました。
金属加工業の盛んな地域では、海外からの輸入が増える一方で、後継者不足など共通の課題を抱えていて、4つの市は、連携して金属加工業のさらなる発展を目指すとした共同宣言を発表しました。
三条市の国定勇人市長は、「これまではライバル関係だった4つの市で官民一緒になって、さらなる産業の振興につなげたい」と期待感を示しました。
4つの市は今後、それぞれの産地をどう盛り上げるかについて情報交換し、後継者の育成や販路拡大に向けて連携していくということです。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1035152181.html