餅をきれいに焼くため表面に切り込みを入れるアイデアの特許を巡る裁判で、業界トップの「佐藤食品工業」に対して、一部の商品の製造販売の停止と8億円の賠償を命じた判決が最高裁判所で確定しました。
会社によりますと対象の商品はすでに製造販売していないため、直接の影響はないということです。この裁判は、切り餅の側面に切り込みを入れるアイデアの特許をめぐって、業界2位の「越後製菓」が、「サトウの切り餅」で知られる業界トップの「佐藤食品工業」に対して起こしたものです。
1審は訴えを退けましたが、2審の知的財産高等裁判所は「越後製菓の特許を侵害している」と判断して、佐藤食品工業に対し、一部の商品の製造販売の停止と8億円あまりの賠償を命じました。
これについて、最高裁判所第2小法廷の小貫芳信裁判長は、佐藤食品工業の上告を退ける決定をして、この技術を使った商品の製造販売の停止と賠償を命じた判決が確定しました。
会社によりますと対象の商品はすでに製造販売していないため、直接の影響はないということです。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1035161841.html