東京電力福島第1原発事故を受け、コメの全袋検査を進めている福島県で12日、主力品種「ひとめぼれ」の放射性物質の検査が始まった。早場米の収穫はほぼ終わっており、これから本格的なコメの季節を迎える。
会津坂下町にある「JA会津みどり」支店では、倉庫で一袋30キログラムのコメをベルトコンベヤー式の検査機器に次々と通し、全て検出限界値未満だった。長谷川正市組合長は「検査で消費者に安全な数値を示し、福島ブランドを復活させたい」と語った。
福島県では昨年、放射性物質の基準値を上回るコメが見つかったため、今年は出荷前に全て検査すると決めた。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120912/trd12091211370003-n1.htm