厚生労働省は11日、がんの骨転移で骨がもろくなるのを抑える治療薬ランマーク(第一三共)について、今年4月の国内発売開始以来、副作用とみられる重い低カルシウム血症で2人が死亡したと公表した。厚労省は同日付で、医師向けの説明書に「警告」欄を設けて注意を呼びかけるようメーカーに指示した。
これまで約7300人が使い、血液中のカルシウムが減ったことによるけいれんや不整脈などの重い副作用が32人にみられた。厚労省は7月、発症を減らすため、使用患者にはカルシウムをとらせるよう注意を呼びかけた。だが、その後2人が亡くなったため、注意喚起を強めた。
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/life/medical/K2012091105420.html