豪雨の際に地下深くの岩盤が崩壊し大規模な土石流などの原因となる「深層崩壊」について、国土交通省は、発生の確率が高いと考えられる地域の危険度を分析した地図を公表した。
深層崩壊は同じ場所で繰り返し起こりやすいため、2010年の同省調査で発生の恐れが「特に高い」とされた約2万6000平方キロ・メートルの地域について、過去に深層崩壊が起きた痕跡約9000か所を空中写真から特定して調べた。
その結果、痕跡が「特に多い」のは、日本アルプス、四国山地、九州山地を中心に17県にまたがる約4700平方キロ・メートル。同省は「避難場所の設定などの参考にしてほしい」としている。
地図は発生の確率について5キロ四方に区切り、痕跡が「特に多い」(22か所以上)、「多い」(11~21か所)、「少ない」(1~10か所)、「なし」の四つに色分けして評価している。
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20120911-567-OYT1T00436.html