JR東日本は8日、羽越線の特急「いなほ」(新潟-秋田間)に使っている国鉄時代に製造された485系車両を引退させる方針を明らかにした。常磐線の特急「フレッシュひたち」として現在走っている省エネ型のE653系に来年から順次置き換える。JR西日本も国鉄時代に造られた183系などを新型車両に交代させており、両社は車両の省エネルギー化を加速させる。
上野(東京)-いわき(福島県)間などを結ぶ常磐線の特急「フレッシュひたち」と「スーパーひたち」は、ビジネス客にも使いやすいように各座席に電源コンセントを設けた最新鋭車両のE657系に順次交代させている。これに伴い、E653系の外観や内装を一部改良して「いなほ」に転用する。一方、JR西日本は京都、新大阪と和歌山県南部の間を走る特急「くろしお」や、新大阪と近畿地方北部の城崎温泉(兵庫県)を結ぶ特急「こうのとり」などに、省エネ型の新型車両287系を順次投入している。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120908/trd12090819120011-n1.htm