大和政権があった近畿地方の古墳と同様の鏡などの副葬品が見つかり政権の勢力の広がりを示す貴重な発見として注目されている胎内市の「城の山古墳」で、8日、
現地説明会が開かれ、大勢の考古学ファンが訪れました。
胎内市にある4世紀前半の円墳、「城の山古墳」は大和政権の中心があった奈良県の古墳の副葬品と同様の銅鏡や、まが玉などが見つかり、政権の勢力が新潟県にまで広がっていたことを示す貴重な発見として注目されています。きょうは現地で説明会が開かれ、多くの考古学ファンや地域の人たちが訪れました。
胎内市教育委員会の担当者が土に残された顔料から、当時の権力者と見られる人物を納めた木棺の長さがおよそ8メートルに及ぶことや、埋葬された人物の近くから銅鏡やまが玉などの副葬品が見つかったことを説明すると、訪れた人たちは熱心に聞いていました。
説明会に参加した近くに住む69歳の男性は、「昔から地域でこの古墳を大切に守ってきましたが、貴重なものだとわかってよかったです」と話していました。
現地説明会は9日まで開かれ、その後、副葬品を取り出す作業が
行われるということです。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1034837381.html