新潟市出身の作家、新井満さんが訳詞・作曲したヒット曲「千の風になって」のモニュメントが同市中央区の信濃川左岸緑地「みなと・さがん」に完成した。
モニュメントは同市のシンボル、萬代橋と同じ御影石製。大地に埋め込まれるように直径4・2メートル、高さ30センチの円形で設置され、新井さんが揮毫した曲名がセンタープレートにはめ込まれている。
千の風市民の会(斎藤賢祥会長)が平成22年秋から200万円を目標に市民に募金を呼びかけ、舞台美術家の土屋茂昭さんや新井さんにデザイン面の協力を得て実現した。
2日に行われた除幕式は新井さんや篠田昭市長らが出席。コーラスグループらの「千の風になって」の歌声が流れ、モニュメントが披露された。
新井さんはあいさつの中で、幼友達の夫人の死を悼んで作られた歌の経緯を語り、「この場所が多くの人々の喜びとやすらぎの場所になるように」と祈りの言葉を捧げた。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120903/ngt12090317270002-n1.htm