多くの恋愛本には「聞き上手はモテる」と書いてありますが、聞き上手なのか聞き下手なのかは、第三者が判断すること。「自分は聞き上手だ」と思っていても、周りはそうは思っていないかも……!?
聞き下手な人の特徴をまとめてみました。自分に当てはまるところがないかチェックしてみましょう。
■「でも」「だって」で話を否定
自分と違う意見の人がいたら、話の途中でも「でも」や「だって」で割り込んで、自分の意見を述べ始めますが……。
□聞き下手例
A「うちは目玉焼きは醤油派で」
B「でも普通、塩こしょうじゃない? 大体、醤油もソースもありえないし!」
A「……」
否定的な意見は、相手を萎縮させます。自分と違う意見にも、どこかに良いポイントがあるかもしれません。それを探して投げ返せるのが聞き上手です。
■要約してオチまで言う
話し下手な人は、途中で自分が何を言いたいのかわからなくなり、会話迷子になります。頭の良い人は一度聞いた話や想像できる内容なら結論までわかるので、つい簡潔にまとめて結論まで話しますが……。
□聞き下手例
A「昨日、上司がオールアバウトってサイトを、あ、その上司っていうのはインターネットを始めたばかりで、その上司ってムカつく奴なんだけど、えっと」
B「上司がオールアバウトって知ってるか?って自慢した話でしょ」
A「そうだけど……」
話し下手な人にも、話したい欲求はあります。うまく伝えられずに困っているとき以外は、イライラするかもしれませんが、聞き役に徹してあげてください。
■キーワードに飛びつく
自分が興味を持っている話題や、造詣が深い話題のキーワードが出ると、つい自分もその話に乗っかりたいと思いますが……。
□聞き下手例
A「昨日テレビでやってたダイエットの」
B「あー! 見た見た! すごかったよね。あのダイエットってさ、本当に効くのかな。あ~、やせたい! 知ってる? ダイエットってさ」
A「えっと……、テレビの話を続けてもいい?」
自分が話したい話題のキーワードを拾った途端、テンションが上がってマシンガントーク。せめて話に「。」が付くまでは待ちましょう。
■反応が薄い
うれしかった話やつらかった話など、話し手が感情を込めて話していますが、相づちは打つものの、正直なところ興味がなくて……。
□聞き下手例
A「実は子どものころ、ずっといじめられてて」
B「ふーん……」
A「仕返しする勇気もないから、じっと耐えてたんだけど」
B「へぇ……」
A「話聞いてる?」
感情が強く出ている会相手がつらそうな表情をしていたらつらそうな表情で、うれしそうな表情ならうれしそうな表情で聞くと、話に共感しながら聞いているように見えるでしょう。
■相づちが過剰
恋愛本に「聞き上手になるためには相づちを打つ」と書いてあるのを読んで、とにかく実践してみよう思ったのですが……。
□聞き下手例
A「今日すごいことがあって」
B「うん! うん!」
A「朝の占いが」
B「うん! うん!」
A「1位で」
B「うん! うん!」
A「……やっぱいい」
話にかぶるほど相づちを打つと、相手は会話テンポを崩されて不愉快に。また、相づちが小刻み過ぎると軽く聞こえるので、話を受け止めていないように見えます。相づちは適度なテンポと頻度で打つように心がけてください。
■人には話したい欲求がある
話し上手は、場を楽しませることができて人気者になれますが、その話術を身につけるのは難しいですよね。でも、聞き上手には小難しいテクニックは必要ありません。相手が気持ちよく話ができるよう、心配りをするだけ。
人間には、話をしたいという基本的な欲求があるので、聞き上手のニーズは高いです。「誰かに求められたい」と思うなら、まずは聞き下手ポイントを直し、話させ上手を目指してみましょう。
あなたの周りにも「この人と話すとおしゃべりになるんだよなぁ」と感じる話させ上手がいるはず。その人がどんなテンポで相づちを打っているのか、どんな表情をしているのか、どこで自分の意見を出すのか観察してみてください。きっと、聞き上手になるテクニックが隠されていますよ。