7月に熱中症で搬送された人は全国で2万1060人(速報値)だったことが7日、総務省消防庁のまとめで分かった。統計を取り始めた2008年以降、7月としては昨年の1万7963人を上回り過去最多となる見通し。月単位の集計でも、10年8月の2万8448人に次ぐ過去2番目の水準となる。
また、7月30日~8月5日に熱中症で搬送された人は全国で6891人(速報値)。前週(23~29日)の9055人よりも2164人減少したが、前年同期(8月1~7日)の3400人に比べ約2倍に増加した。死者は10人(前週16人)だった。
7月30日から一週間の都道府県別の搬送者数は東京が515人で最も多く、埼玉の427人、大阪の425人と続いた。65歳以上の高齢者の割合は全体の51.6%を占め、前週を8.8ポイント上回った。同庁が今年の調査を開始した5月28日以降の累計では、搬送者数は2万7366人、死者は49人。
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