東京電力福島第一原発事故により国直轄で除染を行う「除染特別地域」となった福島県田村市 都路町 ( みやこじまち ) 地区で本格的な除染が始まり、作業の様子が27日、報道関係者に公開された。
除染特別地域での本格除染は初めて。
除染が行われたのは、同市都路町古道にある墓地と神社。お盆が近いため、優先的に実施されることになり、マスクや手袋を着けた作業員が地震で墓石が倒れたままの墓地で雑草を刈り取るなどした。放射線量が高い地点は表土をはぎ取る。
国による除染は今年3月時点の警戒区域と計画的避難区域で行われ、県内11市町村が対象。4月に警戒区域から避難指示解除準備区域に再編された田村市の対象地域は約4200ヘクタールで、住宅やその周囲、道路など約570ヘクタールについて来年3月末までに終える予定。
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/life/education/20120727-567-OYT1T00780.html