前線の影響で、7日にかけて西日本から東日本の広い範囲で激しい雨が降るおそれがあり、気象庁は九州北部を中心に土砂災害などに警戒するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、梅雨前線は7日にかけて西日本から東日本に停滞し、大気の状態が非常に不安定になる見通しです。
このため、7日にかけて、西日本から東日本の広い範囲で激しい雨が降るおそれがあり、九州北部では7日未明から昼前にかけて局地的に1時間に50ミリから70ミリの非常に激しい雨が降るおそれがあります。
7日朝までに降る雨の量はいずれも多いところで、九州北部で250ミリ、九州南部と北陸地方で150ミリ、東海地方で120ミリ、近畿、中国、東北地方で100ミリと予想されています。
7日夜にかけて東日本を中心に雨はさらに強まる見通しで、7日は東北地方でも雷を伴った激しい雨が降るおそれがあります。
九州北部などではこれまでの大雨で地盤が緩んでいる地域もあるため、気象庁は土砂災害に警戒するとともに、低い土地の浸水や川の増水、落雷、竜巻などの激しい突風にも十分注意するよう呼びかけています。