関西電力大飯原発3号機が1日より原子再炉起動した。この直前の6月29日、週末に恒例となってきた首相官邸前での脱原発デモにこれまでで最大規模の人数が集結した。
週末のデモは大飯原発再稼働が決定されてから行われ、29日で14回目であった。主催者側によると、今回は推定で10万人以上一部報道では20万人が参加したとのことだ。デモはTwitterなどで情報が広がり、多くの参加者を集めた。
デモは野田政権が大飯原発3、4号機の再稼働を正式決定した以降、参加人数は急激に増えていった。
3月29日に始まった首相官邸前の抗議活動は、始まった当初は300名程度だった参加者は回を重ねるごとにその数を増やしていった。FacebookやTwitterといったSNSを通じて呼びかけは広がり、小さな子どもを連れた主婦からサラリーマンまで、様々な背景を持つ人が同じ気持ちを抱えて一所に集結した。
人々は脱原発を訴えるプレートや手書きの紙を手に持ち、2時間に渡って脱原発を訴えた。
今回のデモでは、原発問題を理解せずにお祭り騒ぎに終始した人もいて問題視されているが、それでも原発や子ども達の将来を考えて意見をしたい人も多く含まれている。政府の強引なやり方に憤りを感じ、なんとか自分の思いを表明したい人がその手段としてデモ参加を選んだ。
全国各地でも脱原発の動きは広がりを見せている。それでも、国は見て見ぬふりを続けるのか。
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