自炊にも慣れてきて「そろそろ凝ったものが作りたいなぁ」と思う反面、手間や後片付けのことを考えると、腰が引けてしまう…。そんなワガママなボクらでもサクッと作れる本格レシピを、料理研究家の五十嵐豪さんに教えてもらいました。
「料理に使うのは、オーブン皿1枚にしましょう。これなら後片付けも簡単です。レンジのオーブン機能を使えば、簡単で本格的なメニューを2品同時に作ることができるんです。今回は、男性の料理に不足しがちな『栄養バランス』や『季節感』を組み込んだレシピを考えてみました」
確かにオトコの料理は「おいしければOK!」っていう考え方になりがちですよね。季節や栄養を意識すれば、もっとレパートリーも広がりそうです。早速教えてください!
「今回は同時に2品作れるレシピを2つご紹介します。1つめは夏に向けて、スタミナアップの『(1)豚肉の香草焼き&(2)トマトとブロッコリーのアンチョビガーリックオイル』。名前だけを聞くと、難しそうに思われるかもしれませんが、とても簡単に作れますよ。(1)は豚ヒレ肉に塩とコショウ、オリーブオイルをまぶし、ローズマリーをのせる。(2)は、トマト、ブロッコリー、アンチョビに刻んだニンニクとオリーブオイルを絡ませる。下準備はこれだけです。あとはレンジのオーブン皿に乗せ、200度ほどで20分焼けば完成です。(2)は食べる前に、レモンをしぼって酸味をプラスしましょう」
なるほど。まったく別の料理が一度にできるから節電にもなるし、時短にもなるのはうれしいですね。
「ニンニクに含まれる硫化アリルは豚肉のビタミンB1の吸収を高めてくれます。このように食材ごとの栄養だけでなく、組み合わせにちょっと気を遣うことも大切なんです」
ジューシーなお肉と、さっぱりテイストの野菜。夏のスタミナ補給にぴったりなのはもちろんのこと、おいしそうな組み合わせですね。では、2つめのレシピも教えてください。
「続いては、夏においしい旬の食材を簡単に楽しめるレシピで『 (3)イサキの塩麹焼き&(4)焼き夏野菜の和風ディップ』です。こちらもヘルシーな上に作り方は簡単で、(3)はイサキに塩麹をぬって、軽くサラダ油をまぶす。(4)はひと口大にカットした、オクラ、シシトウ、カボチャ、ナス、アスパラにサラダ油にまぶす。あとはレンジのオーブン皿に並べて、230度で15分ほど焼くだけ。焼いている間に、みそ大さじ1、カツオ節1/2パック、ゴマ油大さじ1/2を混ぜ合わせて、野菜をつけるディップを作っておきましょう」
季節感を味わえる上に、これは女性ウケも良さそうなメニューですね。ちなみに「どの季節の食材(魚・野菜)でも同じように調理できるので、覚えておくと便利ですよ」(五十嵐さん)とのこと。これはぜひ、レパートリーに入れておきたいですね。
レシピはバッチリになったところで、最新のオーブンレンジもチェックしてみよう! と調べてみたところ、パナソニック「エコナビシリーズ」のオーブンレンジには、温度の違う2つの食品を同時に食べごろの温かさに加熱してくれる機能が! 食品の置き位置などを検知してムダな加熱をセーブし、自動で節電してくれるのだとか。さらに、2つのレシピを同時に調理できる機能もあり、なんと焼き物だけでなく、煮物などの汁物も同時に調理可能。調理時間も短縮されるので、節電にもつながるようです。また、使用後に電気代も表示されるので、料理も節電も、ムリなく楽しくできそうですよ。
http://news.goo.ne.jp/article/r25/life/medical/r25-20120618-00024698.html