第一線で活躍する文化人らが短期間に集中講座を開催する「長岡エンジン02(ゼロツー)」が11月10、11の両日、長岡市のアオーレ長岡(同市大手通)をメーン会場に、旧川口町や旧寺泊町など各支所のある地域で開かれる。
文化人らのボランティア団体「エンジン01(ゼロワン)文化戦略会議」(林真理子幹事長)が昨年2月、長岡市内で開いたオープンカレッジを機に、地元の経済人らがエンジン01を引き継ごうと、01を地元で支えた「長岡エンジン企画運営委員会」を継続。昨年の大会委員長を務めた華道家、池坊美佳さんらの協力で実現にこぎつけた。
今回は長岡に伝わる米百俵精神を背景に「子供」をテーマにし、子育てや教育などの分野を中心に30講座程度を開催する。講座は座学だけでなく、スポーツや音楽など多彩なメニューを検討するほか、子供たちの考える力を伸ばす「子供エンジン」も実施する。
講師は同文化戦略会議から派遣を受けるほか、長岡ゆかりの文化人や地元の人にも依頼する方針だ。
また、昨年も21会場で開いて好評だった「夜楽」も同市内の飲食店5、6店で引き続き開催。再び、講師と酒食をともにしながら談論風発を楽しむ。
企画運営委員会の大井盛久委員長(49)は「02は規模こそ小さくなるが、市民全体に浸透しきれなかった01の課題を踏まえ、テーマを設定し、合併市町村への出前エンジンも行う。他県では03、06と続ける地域もあり、長岡でも次につながるようにしたい」と話している。
昨年のオープンカレッジは2月18日から3日間で140人の講師が参加し計66講座を開催。延べ約1万5300人が参加し、大きな反響を呼んだ。長岡市民と講師の交流はその後も続き、池坊さんや作曲家の三枝成彰さんら7人が長岡市の魅力を全国に発信する「越後長岡応援団」に就任している。
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