あなたは、自分のカラダに自信がありますか? 森永製菓株式会社が25-39歳の女性500名を対象に行った「カラダづくり」に関するアンケート調査によると、「自分のカラダに自信がある」と答えたのはわずか9%で、「自信がない」という回答は71%との結果に。
また、「理想のカラダがどのようなものか」を聞いたところ、ダントツ1位は「健康的でメリハリのあるカラダ」(74%)。「グラマラスでセクシーなカラダ」(11%)、「丸みをおびてぽっちゃりしたカラダ」(10%)などを大きく引き離しました。やはり、ほどよく鍛えられたメリハリボディは魅力的ですよね。
とはいえ、定期的にカラダを鍛えているかと言えば、ほとんどの人が鍛えていない様子(71%)。「カラダを鍛えなければという焦りがありますか?」という質問には「ある」(88%)と、みなさん自覚はしているようで……。アンケートによると、カラダを鍛えはじめたけれど、目標に達する前に挫折してしまうみたいです。理想の体型はあるものの、それに近づく努力となると、話は別なんですよね。自分に合う鍛え方を見つけてうまく習慣づけるコツって、いったいあるのでしょうか?
『部位別ボディラインエクササイズ』(マイナビ刊)の著者でパーソナルトレーナーの大西仁美さんによると、「年齢を重ねてもきれいなカラダでいるためには、『しなやかな筋肉』が必要です。日本の女性は体重を落とす、脂肪を落とすことばかりに目がいきがちで、筋肉をつけることの大切さに気づいていない人が多いように思います」とのことです。海外のハリウッドスターたちは過酷な筋力トレーニングをしているので、スタイルが完璧でなくてもカラダが締まっているため、きれいに見えるのだとか。そして、「意識的に筋肉を鍛えることで美しいカラダをつくる、自分なりの『美筋習慣』を見つけること」をオススメしています。
それでは「美筋習慣」を見つけるために、どんなことに気をつければいいのでしょうか? 単純に運動を習慣化しようというひと言ではすまなさそうですが……。大西さんによると、効率よく成果を出すには「食べるタイミング」や「食べる内容」も大切なのだとか。たとえば、「運動したあとに食べるのはNG、と誤解している女性は多いのですが、筋トレしたあとはむしろ食べたほうがいいんです。筋トレで使った栄養素、炭水化物やたんぱく質を摂取することが大切」と言います。そこで、筋トレのあとにプロテインを摂るのがオススメなのだとか。「プロテインと聞くとムキムキなカラダをイメージしがちですが、決してそうではありません。筋肉がつけば代謝があがってカロリーを消費しやすくなり、健康的なカラダを維持しやすくなる」そうです。なるほど、こういう誤解を解いたり、食べ方を見直すことでいいサイクルが生まれてくるのですね。
そして肝心なのは、挫折せず運動を続けさせるための「心構え」ということです。「一気にやろうとしないことが重要。いきなりがんばりすぎても長続きはしません。朝ごはんを毎日食べようといったところからスタートしてもかまいません」という、ごくシンプルなアドバイスをいただきました。
今まで、がんばって筋トレしなきゃ、カラダを鍛えなきゃ、と焦りを感じていた女性にとっては、肩の力が抜けるような「美筋習慣」。習慣化するために無理をしてしまっては、続きませんよね。この夏こそ理想の体型を手に入れたい、という方は、この「美筋習慣」を頭に入れて、カラダづくりに励んでみてください。
http://news.goo.ne.jp/article/escala/life/medical/escala005473_0.html