[ カテゴリー:生活 ]

飛行機をも落とす!?カビのホント

これからの季節、悩ましいのがうっとうしい雨とそれ以上にうっとおしいカビ…。今後の対処法を考えるためにも、まずその特徴を知っておきたいところです。そこで、微生物の分析試験などを行う「衛生微生物研究センター」の所長・李憲俊さんに、カビについて聞いてみました。

やはり、梅雨どきが一番注意するべき季節なんでしょうか?

「そうとは限りません、カビの発生条件は3つありそれは5~35度の温度、80%以上の湿度、そして栄養源。現代建築では、梅雨時以外でもこの条件を満たすことが多いので年間を通して気をつけるべきですね。ちなみに、今のところ世界で8万種類のカビが確認されています。種類が多いということは、それだけ様々な環境に適応しているということ。何にでもそれを分解して栄養源にしてしまうカビがいるので、様々な分野で被害をもたらしています」

何にでも、ということはカビが繁殖するのは食べ物や木材、衣類などに限った話ではないということですか?

「そう、言葉通り“なんでも”ですよ。プラスチックにも生えるしアルミニウムなど金属にも生えます。航空機からジェット燃料が漏れる事故があり、原因を追究したら『ジェット燃料を栄養に繁殖したカビの仕業だった』という事例もありました」

飛行機をも墜落させる、ってずいぶん恐ろしい話です。カビというのはなんとも困った迷惑な存在ですね。

「そう決めつけてはいけませんね。食や医療の場面で人間に役立っているカビもいますし、なによりカビは自然界における最終的な分解者ですよ。カビが存在しなければ、枯れ木や落ち葉、動物のフンや死骸は土に還らず、あふれてかえってしまうことでしょう。人にも自然環境にとっても、実は大切な存在なんです」

カビ、と聞くとどうしても悪いイメージばかり先行してしまいますが、そう聞けばありがたく思えてきます。小さな存在ですが、非常に奥深い生態をもっているんですね。

http://news.goo.ne.jp/article/r25/life/medical/r25-20120502-00023612.html

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