普段なかなか自炊をしない人でも、ただ焼くだけのBBQならば簡単と考えている人は多いかもしれない。しかし、そんなシンプルな調理法にも、よりおいしく食べるための焼き方があるのだという。よりおいしい素材の焼き方を紹介しよう。
1)肉ははじめ強火で、そのあとじっくり
まず、肉は焼く前に肉と脂の間に包丁を入れること。こうすることで、焼いて肉が反り返ることを防止でき、均一に火が通りやすくなる。また、肉を上手に焼く最大のコツは、表面を強火で焼き固め、肉汁の流失を防いでからじっくり火を通すこと。その際、45度ずつ肉を回転させながら焼くと、こんがりとした網目が見た目も美しくてよい。
2)肉の焼け具合はOKサインで判別
火がきちんと通っているのか、口に入れるまで分からない…なんてことも。そんな時、切らずに食べごろの焼き具合を判別する目安として便利なのが、OKサインをした時の親指の付け根の肉の固さ。
焼いている肉の固さが、人差し指と親指でOKサインのリングの時と同じくらいならレア、中指と親指のリングの時と同じくらいならミディアム、薬指と親指のリングの時と同じくらいならウェルダン程度だ。
3)野菜はまるごと焼くのがベター
野菜は焼いて乾燥してしまうと、パサパサとしておいしくなくなる。そこで、野菜は切らずになるべくまるごと焼いた方がよい。その際、表面にオリーブオイルを塗って塩を振れば、味付けと乾燥防止にもなってさらによい。
なお、肉の場合、焼けたら温かいうちにとすぐに食べたくなるが、焼いてから1分待った方がさらにおいしく食べられる。焼いているうちに中心に偏ってしまった肉汁や旨みが時間を置くことで肉全体に分散されるのだ。
以上を覚えておけば、焼き奉行を任されても安心。だけど、せっかくのBBQでこうしたうんちくを聞かされるのはウンザリ…という人も多い(特に女子!)ので要注意。ひけらかさぬよう、スマートにBBQを楽しもう。
http://news.goo.ne.jp/article/r25/life/medical/r25-20120503-00023592.html