長岡市栃尾地区に伝わる栃尾てまりを紹介する「栃尾てまりまつり」=写真=が1日、同市谷内2の常安寺で始まった。伝統技術の保存に努める「栃尾てまりの会」(福王寺三千代会長)の会員が丹精込めて作った大小のてまり約3000個を展示・即売している。5日まで。
栃尾地区は昔から養蚕が盛んで、くず繭の糸や機織りの残った糸を利用し、子どもの玩具として、てまりが作られてきた。
会場では、梅の花模様を彩った「ねじり梅」などの伝統柄から、花火やアニメキャラクターをデザインしたものなど200種類以上の華麗なてまりが展示され、来場者の目を楽しませていた。
福王寺会長は「今年は手の込んだ作品が多い。受け継がれてきた技術を見てほしい」と話している。てまりの製作体験や実演もしている。入場は無料、体験は600円。
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