◆光化学スモッグ注意報、発令!
暑くなってくると必ず、保育園に流れてくる連絡網があります。「ただいま、光化学スモッグ注意報が発令されました!」
光化学スモッグ。皆さんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか? 小学生の頃にも先生がそんな言葉を言っていて、校庭で遊べなくなった、など。
光化学スモッグについては、現在、子育て中の保護者の方をはじめ、これから子育てをはじめる方も、ぜひ知っておいてほしいものです。皆さんに知ってほしい情報を簡単にまとめましたので、ご覧くださいませ。
◆光化学スモッグって何?
どんなときに発生するの?光化学スモッグは、簡単に言うと「汚染物質」です。
太陽からの紫外線と、大気中の物質が「化学反応」をおこしてしまい、汚染物質をつくってしまうのです。そのときに発生される、二次的な汚染物質に「光化学オキシダント」と呼ばれる「光化学スモッグ」が発生するのです。
では、どのようなときに「光化学オキシダント」は、発生しやすくなるのでしょうか?
- 最高気温、25℃以上
- 日中、2.5時間以上の日照りがある
- 夏型の気圧配置であること
などの条件が合うと、発生します。このことから、梅雨の合間や、初夏、夏などに多く発生するのがわかりますよね。まさに! これからの時期なのです。
◆発生するとどうなるの?
光化学スモッグ警報や注意報は、光化学オキシダントの濃度により発令されます。濃度が濃くなると、目や喉などを中心に人体に影響を及ぼしてしまうのです。
◆発生したときの対処法
お子さんと屋外で遊んでいた場合は、屋内に入りましょう。光化学スモッグ警報や注意報が発令されたら、以下のように対処しましょう。
- 屋内にいる場合も、風の向きを考え、窓を閉めましょう。
- 目が痛い!喉が痛い!などの症状が出た場合は、目を洗う、うがいをするなど処置を行い、安静にしていましょう。症状が良くならない!ひどくなった!などの場合は、医師に診察してもらいましょう。
◆どうしたら警報・注意報がでているか、わかるの?
注意しなきゃいけない!とわかっても、その情報が、保育園・幼稚園などに行っていない限りわかりませんよね。そのようなときに活躍するのが、環境省大気汚染物質広域監視システム「そらまめ君」なのです。
パソコンが手元にない状況の場合、携帯電話でも情報を確認することも出来るのです。
家を出る前に、パソコンでチェック! 屋外で遊んでいて、暑いな!と感じたら、携帯電話でチェック!して、光化学オキシダントから、お子さんを守りましょう!
※ 住民安全ネットワークジャパンでは、注意報の発令された場合、すべてに会員の皆様に情報を配信する体制をとってます。
http://allabout.co.jp/gm/gc/197725/