苦痛緩和ケアの看護士Bronnie Ware氏は、臨終に際した人が最も後悔すること5つをリストにしました(英文)。ブロガー・デベロッパーである起業家のPaul Graham氏は、このリストを生かして、以下の5つの指示をToDoリストの一番上に追加したそうです。
夢をあきらめないこと
働き過ぎないこと
思っていることを口に出すこと
友だちを大事にすること
幸せでいること
米Lifehackerでは以前Wareのリストを紹介しましたが、日本語版ではまだでしたのでご紹介しましょう。Grahamの上記の5つの指示は、単純にこの後悔の裏返しです。
誰かが期待する人生ではなく、自分に正直に人生を送っていればよかった。
あんなに働かなければよかった。
勇気を出して自分の気持ちを表に出せばよかった。
友だちときちんと連絡を取り続けていればよかった。
もっと自分の幸せを考えればよかった。
このような後悔をしないようにするため、Graham氏はToDoリストに指示を入れるようにしたそうです。Graham氏は以下のように言っています。
憂慮すべきことは、後悔を生む失敗がすべて怠慢によるものだということです。夢を忘れ、家族を顧みず、感情を抑えつけ、友だちをおろそかにし、幸せになることすら忘れてしまっています。怠慢による失敗は、最初から失敗になるべくしてなっているものなので、失敗の中でも特に危険です。
そのような失敗は避けたいもの。しかし、どうやったら起こるべくして起こっている失敗を避けられるのでしょうか? 理想としては、まるで違う人生を送るのがいいのでしょうが、それでも他の失敗が起こるかもしれません。失敗のない完璧な人生というのはあり得ないでしょう。ただ、できる限りそのような失敗をしないようにするには、おそらく失敗しないようにと常に心に留めておかなければなりません。
デザイナー・ブロガーのAlice Lee氏は、Graham氏とは少々違うやり方ですが、冒頭画像のように、ToDoリストの指示をデスクトップの壁紙にしていました(こちらから壁紙をダウンロードできます)。
「後悔先に立たず」という言葉にもあるように、後悔というのは失敗してから始めて痛感するものなので、今の時点ではピンと来ない人もいるかもしれません。しかし、どれも取り返しのつかないことなので、できるだけ忘れないように日々思い出しながら生活していきたいものです。
http://news.goo.ne.jp/article/lifehacker/life/medical/lifehacker_23117.html